レース後、2位に終わった01号車キャデラックのブルデーは、デレトラズのドライビング、とくにパスシークエンス中に2台が接触した回数に疑問を抱いた。
両車の接触はいずれもIMSAのレースコントロールによって審議されていない。すなわち、レーシング・インシデントと見なされた。
「ルイは僕が仕掛けたと思っているようだ」とブルデーは語った。
「少しショックを受けている。確かに接触が多すぎた。フロアの両サイドやリヤにも大きなダメージがある」
「僕たちはふたりとも非常に幸運だったと思う。ホイールのステムが破れていても不思議ではなかった。もしかしたら最後の数周で4、5回はパンクしたかもしれない」
「そうなることは慣れていないし、あまり好きではないんだ」
「正直なところ、(あれだけの接触は)彼には必要なかったと思う。彼らのクルマにはペースがあったのだから」
優勝を争ったデレトラズを非難しつつ、ブルデーはWTRアンドレッティに敵わなかったことを認めた。
「とにかく、彼らには脱帽だ」と述べた45歳のブルデー。
「彼らは最後に差をつけるだけのパッケージを持っていた。僕らは2位に甘んじるしかなかったんだ」
