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 レース後、2位に終わった01号車キャデラックのブルデーは、デレトラズのドライビング、とくにパスシークエンス中に2台が接触した回数に疑問を抱いた。

 両車の接触はいずれもIMSAのレースコントロールによって審議されていない。すなわち、レーシング・インシデントと見なされた。

「ルイは僕が仕掛けたと思っているようだ」とブルデーは語った。

「少しショックを受けている。確かに接触が多すぎた。フロアの両サイドやリヤにも大きなダメージがある」

「僕たちはふたりとも非常に幸運だったと思う。ホイールのステムが破れていても不思議ではなかった。もしかしたら最後の数周で4、5回はパンクしたかもしれない」

「そうなることは慣れていないし、あまり好きではないんだ」

「正直なところ、(あれだけの接触は)彼には必要なかったと思う。彼らのクルマにはペースがあったのだから」

 優勝を争ったデレトラズを非難しつつ、ブルデーはWTRアンドレッティに敵わなかったことを認めた。

「とにかく、彼らには脱帽だ」と述べた45歳のブルデー。

「彼らは最後に差をつけるだけのパッケージを持っていた。僕らは2位に甘んじるしかなかったんだ」

ラスト6分の攻防で勝利を掴んだルイ・デレトラズ「チャンスが見えた」。敗れたセバスチャン・ブルデーは接触回数に苦言/IMSAセブリング12時間
2位となったキャデラック・レーシングの01号車キャデラックVシリーズ.R(レンガー・バン・デル・ザンデ/セバスチャン・ブルデー/スコット・ディクソン組) 2024年IMSA第2戦セブリング12時間

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