ローデンバッハはまた、中東で2レースを開催する必要性に疑問を呈した。「バーレーンとカタールでふたつのレースをする必要があるのか?」と彼は言った。
「誤解してほしくないが、これらの国に対して何も反対はしていない。ただ、8つの内ふたつがそこにあるだけだ」
「(シリーズの)財政的にうまくいく必要があるのは理解しているし、だからその点は全面的に受け入れている。しかし、このことを考慮に入れないのであれば、他の配分を選ぶと思う」
「例えば、北米で2レースを戦えるなら幸せなことだ。カレンダーにもよるけれど、巨大なマーケットだから2レースやっても大丈夫だと思う。少なくとも中国で1レース、アジアでもう1レース。今は日本で開催しているね」
「中東は1レースあれば充分だ。ヨーロッパでは少なくとも3レースあるといい」
「イタリアでレースをするのは理解できる。フェラーリやランボルギーニがいるのだからね、誰にとってもホームレースがあるのはいいことだ。フランス(ル・マン)にはアルピーヌとプジョーにとって大きなレースがある。私たちもぜひそうしたい」
WECが最後にドイツでレースを行ったのは2017年のことで、これは選手権にとって3度目にして最後のニュルブルクリンク訪問となった。
ローデンバッハは、ニュルブルクリンクをWECのドイツラウンドの唯一の開催地と考えているかとの問に対し、次のように答えた。
「私たちはホッケンハイムでレースをすることもできる」と同氏。
「どこがどこよりも優れているトラックだとは言わないが、ドイツの自動車メーカーとしては、もしニュルブルクリンクが無理ならホッケンハイムでレースができれば嬉しい」
