投稿日: 2024.05.22 07:15
ハイパーカー増大の余波で、ル・マンのパドックレイアウトに“悲鳴”。痛い出費の連続にチームからは不満の声
Midori Ikeonuchi
2021年からWEC世界耐久選手権のトップカテゴリーは、長年時代を牽引したLMP1からハイパーカーへと変貌を遂げた。
トヨタ、プジョーに加えて2023年からはフェラーリ、ポルシェ、キャデラック、そして2024年からはランボルギーニ、BMW、アルピーヌ、イソッタ・フラスキーニが加わり、一気に参戦マニュファクチャラーが増加。また、今季よりLMGTEからLMGT3に移行したGTカテゴリーも大盛況となっている。
そしてWECでは廃止となったLMP2もル・マンでは参戦枠が確保されることから、6月のサルト・サーキットでの一戦はハイパーカー23台、LMP2が16台、LMGT3が23台の合計62台の大所帯となる。
WECやル・マンのフィールドが賑わいを見せる中で、パドックやサーキットではスペースの問題も浮上してきている。もちろん、62台というル・マンのグリッド数は近年変わらないが、問題となるのはハイパーカークラスに優先的に割り当てられるエリアだ。
■一部エリアではACO手配のコンテナ使用が必須に