ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2024.06.17 18:40
更新日: 2024.06.18 13:47

フェラーリが快挙! 90年ぶりのル・マンとモナコGP同年優勝。連覇達成で「まぐれではないことを証明した」


ル・マン/WEC | フェラーリが快挙! 90年ぶりのル・マンとモナコGP同年優勝。連覇達成で「まぐれではないことを証明した」

 昨季2023年に続く総合優勝達成に際し、フェラーリのジョン・エルカン会長は「ル・マンでの1位と3位は、チームワークがいかに素晴らしい結果をもたらすかを証明するものだ」と語った。

「この非常に厳しい24時間の間、勇気と粘り強さを示してくれたすべての人に感謝したい」

「今年と昨年の結果によって、フェラーリの全ドライバーがル・マンで勝利したこと、そして彼らによってフェラーリ全体が勝利したことは、私にとって大きな喜びである。非常に結束力が強く、献身的なチームだけが、この歴史的な結果を達成することができた」

 フェラーリのグローバル・エンデュランス部門の責任者であるアントネッロ・コレッタは、この成功を並外れたものであると述べた。

「ル・マンに戻ってきてふたたび優勝し、プリンシング・ホース史上11回目の総合優勝を達成することは、2023年の優勝がまぐれではなかったことを証明する、途方もないチームの努力の結果であり、何か特別なことを示すものだ」

「2024年シーズンは、ここル・マンに来るまで一度も表彰台の頂点に上がれなかったが、1年でもっとも重要なレースでふたたび勝利することができた」

「チーム全員、ドライバーたち、そしてこのプロジェクトを支えてくれているすべての人々に感謝して祝福したい。ひとりひとりが能力と情熱に基づいて重要な役割を果たしているんだ」

フェラーリが快挙! 1934年以来のル・マンとモナコGP同年優勝。2連覇達成で「まぐれではなかったことを証明」
2024年/第92回ル・マン24時間レースでワン・スリー・フィニッシュを達成したフェラーリAFコルセ

■「去年からずっと待っていた」/フェラーリAFコルセ優勝ドライバーコメント

●ニクラス・ニールセン(50号車フェラーリ499P)

「素晴らしいよ! 本当に夢のようだ。レース終盤にドアに問題があり、優勝はとても困難であるように思っていた。でも、その後はすべてがうまくいった。言葉にならないよ。みんなを誇りに思う」

「ファイナルラップ想像できないほど、とても長かった。どんな些細なリスクも回避し、できるだけ早くゴールすることを心配していた。リードを何とか守りきらなければならなかったんだ」

●アントニオ・フォコ(50号車フェラーリ499P)

「僕たちは週末をとおして完璧だったので、この勝利に値すると思う。去年からずっと待っていたので、充分に楽しむことができる。51号車で表彰台を獲得できたので、この結果はさらに素晴らしいね」

「フェラーリの旗を持ったファンに会うテストデーから、ここの雰囲気はいつも素晴らしい。信じられないほどだ。これらの側面はベストを尽くすためのモチベーションを高めてくれる。レース中も、夜になって雨が降ってきたにもかかわらず、コース沿いやスタンドに大勢のファンが集まってくれたのはうれしかった。これほどの情熱を味わえるなんて信じられない。どんな言葉もこの瞬間をとらえることはできないよ」

●ミゲル・モリーナ(50号車フェラーリ499P)

「僕たちはこの目標を達成するために懸命に働いた。長い間、この勝利を望んでいた。勝利のために戦うチャンスがあることに気づき、すべてを捧げたよ。僕にとってレースキャリアで最高の日なので、とても幸せだ!」

フェラーリが快挙! 1934年以来のル・マンとモナコGP同年優勝。2連覇達成で「まぐれではなかったことを証明した」
前年の姉妹車51号車フェラーリ499Pに続き、2024年のWEC第4戦ル・マン24時間レースはフェラーリAFコルセの50号車フェラーリ499Pが制した


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