更新日: 2024.06.19 17:33
BMW、前戦ノーポイントからル・マンで2位表彰台。ペース劣るも「最後は笑顔になれた」とファーフス
「最後には笑顔になることができたよ」と続けたブラジル人ドライバー。
「素晴らしい結果だと思う。本当に良かった。これでチャンピオンシップに近づいたんだ」
「ル・マンのためにレースをしたけど、チャンピオンシップのためにもレースをしていた。多くのポイントをポケットに入れられるというのは、とても素晴らしいことだよ」
「2台のポルシェと僕らのチャンピオンシップはまだ続いている。この勢いを維持していこう」
ファーフスは、大雨のために夜通しで4時間のセーフティカー(SC)が導入されたことがチームWRTの妨げになった可能性を示唆した。レース序盤にブロンズドライバーのレオンの最低ドライブ時間を完了させるという戦略的な決断が意味をなさなくなってしまったからだ。
「僕たちはレースの序盤を犠牲にして、後半に強い走りをする作戦に出たんだ。2時(土曜深夜26時)までにブロンズドライバーのタイムを消化できたのは僕らだけだった」
「もしレースがドライだったら、あるいはSCランがなかったら、(SC中に)多くのチームがブロンズのタイムをたくさん使っていたから、僕らが圧倒的なアドバンテージを持っていただろうね」
スティント分析によると、レオンがブロンズドライバーに義務付けられた6時間のドライビングを終えたのは1時過ぎで、残りの時間はファーフスとゲラエルが交互に31号車のステアリングを握っていた。
これは、ファーフスがSCの後ろでマシンをドライブしている間、クラス優勝を果たした91号車ポルシェは、ブロンズドライバーであるヤセル・シャヒンが同じ時間帯にドライビングタイムを消化したことを意味する。
「休めたのにもったいなかった」とファーフス。「(いま思えば)ブロンズをそこに置くこともできた。でも、それをどうやって予見するんだい?」