更新日: 2017.04.15 23:54
WEC開幕戦:トヨタがフロントロウ独占。14年以来のポールポジションを獲得
セッション終盤、先にコースインしていたトヨタ8号車とポルシェの2台がアタックを開始すると、最後までピットに残っていたトヨタ7号車がコースインしていく。
暫定2番手につける8号車トヨタのアンソニー・デビッドソンは1分37秒548をマークし、アベレージタイムを1分37秒593に短縮。また、3番手のポルシェ1号車を駆るニック・タンディも前半を担当したジャニのタイムを上回ってみせ、平均タイムを縮めることに成功した。
2番手から4番手が後半のアタックを終えるなか、唯一コースインのタイミングを遅らせていたトヨタ7号車が満を持してアタックに入った。
可夢偉からステアリングを託されたマイク・コンウェイは計測一周目を1分45秒台で回ると翌周、1分37秒816をマーク。平均タイムを1分37秒304まで縮めて、僚機の8号車をコンマ3秒あまりの差で抑えポールポジションを獲得した。
この結果、トヨタがフロントロウを独占、ポルシェ勢が3、4番手に続くこととなった。
LMP2クラスはGドライブ・レーシング(ロマン・ルシノフ/ピエール・ティリエ/アレックス・リン)の26号車オレカ07・ギブソンがクラス首位。
2番手には僅差で昨年のLMP2チャンピオンチーム、シグナテック・アルピーヌ・マットムートの36号車アルピーヌA470・ギブソンがつけた。
LM-GTE両クラスの予選はLMP1/LMP2クラスに先駆けて行われ、プロクラスはフォード・チップ・ガナッシレーシングの67号車フォードGT(アンディ・プリオール/ハリー・ティンクネル/ピポ・デラーニ)が、アマクラスはアストンマーチン・レーシングの98号車バンテージ(ポール・ダラ-ラナ/ペドロ・ラミー/マティアス・ラウダ)がそれぞれポールポジションを獲得している。
WECシルバーストンの決勝レースは現地時間で4月16日12時、日本時間16日20時にスタートする。