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 JOTAスポーツが予定しているキャデラックVシリーズ.Rの2台体制は、アメリカのメーカーと契約している3人のファクトリードライバーと、イギリスのプライベートチームに関係する3人のドライバーで構成されるとみられている。

 アール・バンバーとアレックス・リンは、キャデラックの前線に残ることが決まっている。一方、長年JOTAとともにレースを戦ってきたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは当初候補に挙がっていたものの、彼は引き続きABB FIAフォーミュラE世界選手権でのポルシェのプログラムに専念することになった。

 JOTAキャデラックのシートにはバトンに加えて、現在12号車をドライブしているカラム・アイロットも候補挙がっているが、アロウ・マクラーレンが2025年のラインアップを固めているにもかかわらず、25歳の彼はNTTインディカー・シリーズのオプションを持っていると理解されている。

 またSportscar365は、プジョーのドライバーであるニコ・ミューラーもJOTAと交渉していたが、彼はもはや選択肢から外れているものと理解している。

■F1タイトル獲得の地へ

 2009年のF1ワールドチャンピオンであるバトンは今週末、有名なブラジルの会場での実績をさらに増やすことを期待して、8年ぶりにインテルラゴス・サーキットに戻ってきた。

 44歳の彼は記者団に次のように語った。「多くの思い出がある。『ここでワールドチャンピオンになったね』と言われるけどそれだけではなく、たくさんの思い出があるんだ」

「F1での最後の勝利(2012年)はここだった。でも、僕がF1で初めてポイントを獲得したのもF1デビュー2戦目のブラジルGP、2000年のレースだった」

「暑いとき、寒いとき、雨のとき、豪雨のとき……さまざまな状況でレースをしてきた。それはひとつの経験だった」

「ここでの最後のレースは8年前で、ずいぶん前のことになる。だからといって、また新たな経験になるというわけではないが、ここでハイパーカーをドライブするのは、たしかに新しい経験だ」

「サーキットでマシンを学ぶのが楽しみだし、ここでは多くの経験を積んでいるから、それをチームメイトやチームに伝えることができる。僕たちが共有した情報をもとに走り出せば、すぐにクルマのいいベースができると思うよ」

ジェンソン・バトンは残留希望。来季メーカースイッチが予想されるJOTAは「間違いなく最善の選択肢」
ハーツ・チーム・JOTAからWEC・ハイパーカークラスに参戦しているジェンソン・バトン(38号車ポルシェ963)

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