更新日: 2024.07.17 18:30
プジョー、17番手から8位入賞。改良型の最高位更新もペースに課題「速くないなら賢く走るしかない」
イェンセンはジャンソニのコメントに同意し、プジョー9X8がハードコンパウドタイヤをどのように扱ったかが93号車の結果の重要な要素だったと述べた。
「(決勝日は)気温がかなり高かったので、ハードタイヤを使うことになったが、クルマはそれにうまく対応したようだ」とレースを振り返ったイェンセン。
「(ハードタイヤでの)ペースもまずまずだった」
「チームは第2スティントで右側に新しいタイヤを履かせる戦略をとり、ニコ(・ミューラー)はそこで素晴らしい仕事をしてくれた。そのおかげで12番手から5番手まで順位を上げることができた」
「ハードタイヤのウォームアップはタイムをロスする可能性があり、それにはリスクを伴う。だけど僕たちは後方からのスタートだったから、何かを試す必要があった」
「それが(うまくはまり)僕たちのレースを確実なものにした」
一方、同様の戦略をとっていた、ロイック・デュバル、ポール・ディ・レスタ、ストフェル・バンドーン組の94号車プジョーは、ピットアウト時のアンセーフリリースとデュバルがマルコ・ウィットマンの15号車BMW MハイブリッドV8(BMW MチームWRT)をコース外に追いやったこととによる、ふたつのペナルティを受けた後16位でフィニッシュした。
ジャンソニは「この中段グループは非常に接近しており、8番手から14番手までは順位が簡単に変わってしまう」と述べた。
「2台はどちらもほぼ同じ戦略をとっていてペースも似たようなものだった。(94号車が受け取った)ふたつのペナルティが最終結果に大きな違いを生んでいる」