投稿日: 2017.04.17 16:24
更新日: 2017.04.17 23:40
更新日: 2017.04.17 23:40
中嶋一貴、ポルシェとの戦いは「不測の事態が度々起こり、予想以上に困難だった」
AUTOSPORTweb
僚友7号車の離脱により孤軍奮闘することとなった8号車は序盤、天候の悪化にすばやく反応し、スリックタイヤからインターミディエイトタイヤに交換したポルシェ2号車に一時先行を許す。
その後、天候が回復するとライバルのポルシェは、タイヤをスリックに戻すため、ふたたびピットイン。トヨタ8号車はこの間にトップを取り戻すことに成功した。
ところが、前述の7号車のクラッシュの事後処理のためにセーフティーカーが導入されたことで、8号車が2番手のポルシェ2号車との間に築いたギャップが大幅に縮められてしまう。
チェッカーまで残り2時間というタイミングでレースが再開されると、8号車とライバルの2号車は激しいトップ争いを展開していく。一貴が駆る8号車は残り45分となった時点で最後のピットへ向かい、給油とタイヤ交換を行う。さらにドライバーをブエミに交代した。
レース残り30分となり、先行するポルシェ2号車が最後のピット作業へ。こちらは給油のみのスプラッシュ&ゴーを敢行し、終盤での逆転に成功する。この時点で両者の差は8秒だったが、フレッシュタイヤを履くブエミがここから猛追をみせた。
ハイペースで周回し、瞬く間にギャップを詰めたブエミは15分余りでポルシェの背後につけると、残り12分でライバルをかわして再逆転に成功。そのままトップでチェッカーを受けた。