更新日: 2024.09.02 13:44
ポルシェ、トヨタとフェラーリのペースに完敗。ロッテラーは落胆も「富士に向けてプッシュし続ける」
6号車のレース中盤のスティントを担当したロッテラーは、ペンスキーが走らせた2台のポルシェ963の中で、姉妹車の5号車のほうが優れたペースを持っていたと感じている。
「またしても、戦略的には良い判断でダメージを抑えることができることを示した。その点では(途中まで)オペレーションはうまくいっていた」と彼は語った。
「明らかに理想的ではない予選のあと14番手からレースをスタートし、ドライブスルーペナルティもありながら6位でフィニッシュすることができた。これらのことを考えると、まずまず良い結果だと言えるだろう」
「僕たちの姉妹車はかなり強かった。彼ら(5号車)は予選をうまくまとめ、レースでもより良いペースを見せていた。(パフォーマンスに差が生じた2台の間に)何が起きたのかを理解する必要がある。僕たちは少しクルマに苦労していた」
「最終的にはポイントを獲得できたおかげで、まだ(チャンピオンシップを)リードしていると思う。あと2レース、次は富士なのでプッシュし続けるよ」
42歳のドイツ人はさらにこう付け加えた。「今年は夢のようなシーズンのスタートだった。スパではラッキーだったし、5位でフィニッシュするはずだった瞬間もあったが、なんとか2位でレースを終えることができた」。
「ル・マンではクルマのパフォーマンスとしてはそこそこだった。そこでは明らかに勝つための力を持っていなかった。ライバルと戦うために必要なトップスピードが充分になかったんだ」
「WECのシリーズ戦では、戦略とオペレーションを駆使してベストを尽くし、今日までいい走りができていた。ペナルティは避けられたかもしれないが、それによって順位を失ってしまった」
「これほどうまくいかなかったレースは今シーズン初めてだ」