9月15日、WEC世界耐久選手権第7戦の決勝レースがトヨタの“ホーム”である富士スピードウェイで行われた。過去「10戦9勝」を誇り同地での通算10勝目を目指して母国ラウンドに臨んだTOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、アクシデントが多発する6時間のレースで7号車、8号車の両トヨタGR010ハイブリッドが上位争いを展開。しかし、セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組の8号車は、表彰台を目前にしてドライバースルー・ペナルティを受け総合10位でのフィニッシュに。
また、マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース組の姉妹車7号車トヨタは接触でダメージを負い、痛恨のリタイアに終わった。この結果、最終戦バーレーンでの小林とデ・フリースの逆転チャンピオンは厳しいものとなっている。