●小林可夢偉(チーム代表兼7号車ドライバー)
「とても難しいレースでした。2度目のセーフティカー導入が我々には運の尽きでした。再スタート後、私はポルシェ5号車とのバトルを数周にわたって繰り広げましたが、ストレートでの速度差は明らかでした。そのため、ライバルは最初の3つのコーナーでオーバーテイクを試みました。第3コーナーで私はイン側にいて、ポルシェ5号車も同時にコーナーに進入したため、接触は避けられませんでした」
「残念なことにその時、他の箇所も接触してしまい、レース中に修復するにはダメージが大きすぎました。今日は我々の日ではありませんでした。応援してくれたファンの皆さまに申し訳なく思います。最終戦のバーレーンではもっと強くなって戻って来たいと思います」
●マイク・コンウェイ(7号車ドライバー)
「2台ともに大変な一日だった。残念ながら我々の7号車は接触を喫し、修復不能なダメージを負ってしまい完走することができなかった。これによりポイントを得られなかったのはドライバーズチャンピオン争いにおいて、もちろんマニュファクチャラーズチャンピオン争いにおいても痛い結果だ」
「応援してくれたホームのファンの皆さまとすべてのパートナー、そしてトヨタ従業員の方々のためにも望んでいた結果ではなく、本当に悔しいレースとなってしまった。しかしまだシーズンは終わっていないし、最終戦は長い戦いで獲得ポイントも大きいので、全力で挑んで雪辱を果たしたいと思う」
●ニック・デ・フリース(7号車ドライバー)
「チーム全員にとって受け入れがたい結果となってしまった。レースウイークを通して苦戦を強いられた。我々のレースペースは上位を争うには充分でないなかで、ドライバーズとマニュファクチャラーズの両選手権のためにも、可能な限りのポイントを獲得することを目指すだけだった」
「我々の戦略はとても良かったと思うが、不運なレース状況で、狙ったとおりにはいかなかった。本当に残念だ」

●セバスチャン・ブエミ(8号車ドライバー)
「我々にとってはちょっとした災難のようなレースだった。ライバルよりも速さでは劣るなかで、まずまずのスタートを切ることができた。他の車両は我々よりも加速が良く、TGRコーナー(1コーナー)への進入でポジションを上げるのは不可能だった」
「そこから順位を上げていくことはできたが、不運なタイミングでセーフティカーが導入されてしまった。最後のドライブスルーペナルティがなければ表彰台フィニッシュができていたはずで、それなら納得のいく結果だったと思う。すべてを洗い直し、バーレーンでは力強くなって戻って来るよ」
●ブレンドン・ハートレー(8号車ドライバー)
「我々はかなりクリーンなレースを戦った。セブ(セバスチャン・ブエミ)はタイヤを大事に持たせて走るという素晴らしい働きで、我々は戦略で順位を上げるチャンスを得ることができた。ペースではライバルに及ばなかったが、ベストを尽くした。全力で戦ってくれたチームに本当に感謝している」
「我々にとって重要なレースだったが、さまざまな要因で残念な結果に終わってしまった。しかし気を落とすことなく、マニュファクチャラーズ選手権を決める次戦バーレーンでの巻き返しを図るよ。今週我々をサポートしてくれたトヨタ関係者、パートナー、そしてファンの皆さま全員に心から感謝したい」
●平川亮(8号車ドライバー)
「本当に残念な一日だったのは確かです。ファンの皆さまやパートナーの皆さまの前で良いレースをしたかったのですが、そうはなりませんでした。あらゆることを試し、一時は期待の持てる展開となりましたが、最後は望みどおりにはいきませんでした」
「シーズンは残り1戦となりましたが、なんとしてもチャンピオンを獲得し、良いかたちでシーズンを締め括れるよう頑張ります。今週ずっとハードワークで支えてくれたチームのみんなに感謝します。また、パートナーの皆さま、ファンの皆さま、応援ありがとうございました」

