更新日: 2024.11.02 13:18
“皆勤賞”は6台/ヒョンデ入りの憶測にコメント拒否/写真撮影で来季体制がバレるetc.【WECバーレーン予選日Topics】
プロトン・コンペティションのライアン・ハードウィックは、77号車フォード・マスタングGT3での最初の予選で走ったラップが削除されたことに落胆した。
「カウントされたのは、ウォームアップ・ラップだけだった」と彼は言った。
「ターン5のブレーキングゾーンで、トラックリミット違反の判定を何度か受けた。レースコントロールに写真か何かを要求しようとしている。ライブオンボードカメラがあるので、戻ってそれを見たけど、僕の2輪はトラック上に残っていたんだ」
■ハイパーポールの常連たち
これで今季すべての予選とハイパーポールが終了した。ル・マンを除く通常のWECラウンド7戦のみで数えると、ハイパーカークラスで全戦でハイパーポール進出を果たしたのは2台のみ。51号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)と5号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)だった。
シーズン途中でエントリーを取りやめたイソッタ・フラスキーニを除けば、一度もハイパーポールに進出できなかったのは36号車アルピーヌA424(アルピーヌ・エンデュランス・チーム)の1台のみだ。
一方LMGT3クラスでは、アイアン・デイムスの85号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo2、ハート・オブ・レーシングチームの27号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3、59号車マクラーレン、AFコルセの54号車フェラーリ296 GT3という4台が、ハイパーポール“皆勤賞”を記録している。
18台が争うこのクラスでは、87号車レクサスRC GT3(アコーディスASPチーム)の1台のみが、年間を通じて一度もハイパーポールに進出できなかった。
■ミック・シューマッハーの来季は?
アルピーヌのドライバー、ミック・シューマッハーは、チーム代表のフィリップ・シノーが来年もこのドイツ人元F1ドライバーをチームに残せると自信を示した後、2025年の計画についてはまだ何も知らせていないと語った。
ザウバーの2025年F1グリッドの最後の空席について、シューマッハーは次のように述べている。
「公式に何も伝えられない限り、僕は何も決定できない。それが終われば、もっと詳しく知ることができるが、今日の時点では分からない」
■口を閉ざすロッテラー「ポルシェに残るチャンスはある」
今大会前に、2024年をもってワークスチームであるポルシェ・ペンスキー・モータースポーツを離れることが発表されたアンドレ・ロッテラーは、将来の選択肢については口を閉ざしている。しかし、ポルシェとの関係を延長する可能性は否定しなかった。
ル・マン24時間レースで3度の総合優勝を経験しているロッテラーは、Sportscar365に次のように語った。
「ポルシェに残るチャンスはある。でも、このレースに集中して、それに気を取られないようにしたい。そして、その後で決める。選択肢はいくつかある。それはいいことだ。でも、勝つことはどのドライバーにとっても目標だ。ただ参加するためだけにレースをしたいとは思わない」
ロッテラーは、ヒョンデ傘下のジェネシスが2026年にWECに参戦することが見込まれる中、最近発表されたジェネシスLMDhプログラムの開発ドライバーの候補になるのではないかという憶測について、コメントすることを拒否した。
■予想どおりの6名か
キャデラック・ハーツ・チーム・JOTAの2025年シーズンに期待される6人のドライバーが、バーレーンで写真撮影を行っている場面を目撃された。
すでに報じられているとおり、キャデラックの現ドライバーであるアレックス・リンとアール・バンバーに、セバスチャン・ブルデーと、現JOTAドライバーのウィル・スティーブンス、ノルマン・ナト、ジェンソン・バトンが加わる予定だ。公式発表は11月中旬に予定されている。
一方、現在JOTAに所属するフィル・ハンソンはフェラーリ陣営のAFコルセへと移籍することが決まったが、オリバー・ラスムッセンはWECから完全に撤退する見込みだ。ただし、このデンマーク人ドライバーは、2025年のプログラムは間もなく明らかになると示唆している。
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バーレーン8時間レースは11月2日土曜日の現地時間14時(日本時間20時)にスタートが切られる予定だ。