フェラーリGTDのドライバー、マニー・フランコはこう付け加えた。
「彼らがそれ(イエローの際の手順)を素早く実行できるのだったら、僕はあまり気にしない。再スタートの時には『誰が前にいる?』『後は誰だ?』と尋ねなきゃいけないときもあるから、その方がいいと思う」
「おそらく、後ろにプロがいそうなときは『誰が後ろにいる?』と聞くだろう。直接レースしているわけではないので、彼らにパスさせるのはちょっとやっかいだし、ファーストドライバーの僕や、セドリック(・スビラッツォーリ)のようなセカンドドライバーにとっても意味がない」
「僕らの仕事は、クルマを自チームのプロに渡すことだけだ。だから、すぐに戦わなければならない相手とだけ戦えるようにできれば、僕にとっては素晴らしい(ルール変更だ)と思う。なぜなら、そんなことを考える必要すらないからだ」
「少なくとも、GTPが再び追いついて来るまでの3、4周は、それからまた考えることができる。でも、彼らがそれ(イエローの際の手順)を素早く実行できるのなら、僕にとっては良いアイデアだ」

一方、バッサー・サリバンのレクサスGTDプロクラスのエース、カイル・カークウッドは、GTDプロカーが密接することで「ミスの余地が少なくなる」と考えている。
「僕らはこの変更に満足していると思う」と彼は語った。
「自分と同じくらい速い他のクルマとの競争ではないので、ミスを犯す余地が少なくなるだけだ。彼ら(別クラス)と競っているわけではないからね」
「ある意味では、戦略が少し変わる。これが最大の疑問点だ。なぜなら、フレッシュタイヤに交換したい場合やイエローフラッグ(の恩恵)を受けたい場合にピットストップをしても、それほど大きなデメリットにはならない。ライバルに比べて順位が下がることは少ないからだ」
「予選においては、ポジティブだと思う。特に狭いトラックではね。クラス分けは戦略の面で少し面白くなるだろうが、全体的にはプラスになると思う」
「IMSAが問題を理解し、皆が望んでいると思われる変更を迅速に行ったことを嬉しく思う」
