アルピーヌのモータースポーツ担当副社長であるブルーノ・ファミンは、信頼性に問題のあったA424のエンジンを全面的に見直すことについて、「アドバンテージは生じない」と語った。
2024年にデビューしたアルピーヌA424は、シングルターボのメカクローム製V8エンジンに問題を抱えていたにも関わらず、ハイパーカークラスでのデビューシーズンでBMWを抑え、マニュファクチャラー・ランキングの4位を獲得するという好調ぶりを見せた。
もっとも注目すべきは、ターボの問題により2台のA424はル・マン24時間レースをともに6時間を前にしてリタイアしていること、そしてその後、トラブルの再発を防ぐためにソフトウェアを修正し、新規のカムシャフトが次のレースに持ち込まれたことである。