ベン・キーティングは、トム・フェリエが運営するWEC世界耐久選手権のGTプログラムにふたたび参加する準備を進めるなか、トラックハウス・バイ・TFスポーツでロレックス24に出場することが「とても役立つ」と評した。
「シートタイムだ」とキーティングはSportscar365に語った。「まったく同じクルマだ。タイヤは異なるが、同じコルベットなので有益な時間だ。WECチームはカタールでの開幕戦の前にテストを行うが僕はそこにいない。だから、これが僕にとってのテストになる。他の仕事があり、それに対応しなければならないんだ」
タチアナ・カルデロンは、グラディエント・レーシングがアキュラからフォードにGT3メーカーをスイッチしたことは、以前のクルマが古いためにNSX GT3 Evo22から引き出せる「マキシマム」を迎えた後、チームに「大きなチャンス」をもたらすと述べた。「アキュラでは、何が機能するかを知っていた」とカルデロンはSportscar365に語った。「あるウインドウを通り抜けると本当に最大限に達し、そこかその辺りにいたわ。ここ(フォード)には、私たちがどれだけこれに頼ることができるかという無限のチャンスがある」
マグナス・レーシングはデイトナ24時間を最後に正式にプログラムを「休止」するが、Sportscar365はチームのオーナー兼ドライバーであるジョン・ポッターの増加したビジネス・コミットメントが落ち着けば、アストンマーティンを走らせる同チームが今シーズン後半にウェザーテック選手権の一部のレースに復帰する可能性があると理解している。

■サポートシリーズではトルクセンサーを使用せず
IMSAのテクニカルディレクターであるマット・クルドックによると、今季2025年のVPレーシング・スポーツカー・チャレンジに新設されたGTDXクラスにおいて、将来的にトルクセンサーを導入する計画はないという。ウェザーテック選手権のGTDプロとGTDクラスのマシンがこのデバイスを使用する一方、同氏はGTDXを走るGT3カーにエアリストリクターまたはブーストレベルの調整を継続することを認めた。
「当面の間、私たちは(現在の構成を)継続する」とクルドックはSportscar365に語った。「トルクセンサーを導入するためには、新しいモデルが導入される度にエンジンのダイナテストを行う必要がある。私たちはコストについて非常に敏感だ。サポートシリーズではとくにそうなることは明らかだ」
3日間のテストが終了し、いよいよ今週末に迫った第63回デイトナ24時間レースは、22日(水)にミシュラン・パイロット・チャレンジとウェーレン・マツダMX-5カップのプラクティスが行われた後、木曜日からウェザーテック選手権の走行がスタートする。レースウイーク初日の23日は、予選を間に挟んで2回のプラクティスを予定。翌24日に3回目のプラクティスが実施された後、25日から26日にわたる24時間レースが行われる。レーススタートは土曜13時40分、日本時間では26日(日)3時40分だ。