WEC世界耐久選手権は、2月28日にカタールで開幕を迎える2025シーズンから、ドライバーの体重をバラストで補正する新システムの導入を決定した。
2月24日、WECコミッティーが発行した技術ブルテンにより明らかになったこの新規則では、基準よりも体重が軽いドライバーの車両に追加のバラスト搭載を義務付けることによって、背が高く体重の重いドライバーが直面してきた不利を解消することが目指されている。
WECではここ数年、体重の重いドライバーが度々不利を訴えてきた。とりわけフェラーリAFコルセのドライバーであるジェームス・カラドは、過度な減量によって入院を強いられた過去を明かすなど、ルールの改正を要望してきた。