リタイアとなった55号車のボマリートは「(序盤は)リヤタイヤを労りながらもキャデラックと同等のペースで走ることができたよ」とレースを振り返った。
「スタートはうまく決まった。しかし、その後、不思議な問題が発生し、レブリミットまでエンジン回転が上がらなくなってしまったんだ。エンジン出力が上がらず、なす術がなかったよ」
一方、苦労しながらも完走を果たした70号車のロングは「トラブルはあったが(チームが)諦めずに修理に集中してくれたおかげで、レースを走りきることができた」とチームスタッフをたたえる。
「今日は素晴らしいスタートを切ったけれど、(1コーナーで)アウトに押し出されてしまった。しかし、そのあと一生懸命プッシュして5番手までポジションを上げることができたんだ。クルー達は(マシンの修復作業を)本当に頑張ってくれたね」

また、チーム代表のジョン・ドゥーナンは「ロングビーチでの3位表彰台獲得の勢いのまま、オースティンにやってきたが、残念ながら今回のレースはうまくいかなかった」とコメントした。
「アメリカでのマツダブランド確立のため、良い結果を残そうと努力している。気を取り直し、テクニカルパートナーとともに次戦に向かって手を尽くすつもりだよ」
WSCC第5戦は6月2~3日、デトロイトで1時間40分のスプリントレースが行われる。