現在、LMP1については2020年に導入されるレギュレーションの議論が進められている。ウエーバーはたとえコストがかかっても、ハイブリッドシステムを盛り込むことが、マニュファクチャラーの興味をつなぎ止めることに不可欠だと語っている。
ウエーバーは「エンジニアに刺激を与え続けることは、いつでも重要なことだ」とつけ加えた。
「ハイブリッドシステムを導入するのは大掛かりなことだ。それをどうやって自分たちのレースプログラムに組み込むかが重要になる」
「メーカーとして“物語”を消費者に感じてもらための活動は、つねに予算との戦いにさらされるものだ」

「四輪駆動の(ポルシェ)919、最大出力は1000馬力。このワードに心が動かされないドライバーは存在しない。僕個人としては、技術はこういった方向に進むべきだと思う」
議論が進む新レギュレーション導入まで、LMP1クラスに新規参戦するマニュファクチャラーはいないとみられているが、ハイブリッド非搭載のチームとしてはSMPレーシング/ダラーラや、ジネッタ、ペランなどのエントリーが予想されており、2018年はLMP1クラスの参戦台数が拡大する見込みだ。