WEC世界耐久選手権のLM-GTEクラスでは2017年シーズンから、人の手を介さないオートマチックシステムによるBoPの自動調整が行われているが、全長13.6kmのル・マン24時間サーキット(サルトサーキット)においては、その独自性から特例として従来どおりの手法でBoPが決定される。
ル・マン24時間の主催者であるACOフランス西部自動車クラブとFIAにはレース前とレース期間中、性能調整を追加変更する権利を持つ。実際に、昨年はテストデーからレーススタートまでの間に2度の追加調整が入っている。
アストンマーチンのモータースポーツ担当マネージングディレクターのジョン・ガウは「性能調整を受けたが、我々はFIAとACOによる手続きに満足しているよ。この調整がレースデーで正しく機能することを確信している」と語った。
