アンリが率い、2005年から2007年まで3年連続でル・マンの表彰台を獲得し、LMP1クラスの強豪プライベーターチームとして名を馳せたペスカローロ・スポートは、2009年にフランスのソラ・コンポジネット・グループに売却された。
その後、ソラ・グループ内ではル・マン・レーシング・スクールで使用されていたペスカローロ02を製造してきたが、2016年、現代表のペドロノによって再度、買収が行われている。

今回発表されたペスカローロ04-LMは製造技術、構造材などは一新しているものの、旧型車の製造、開発で生まれたペスカローロの特許技術が駆使されているとのこと。
なお、創設者のアンリは「私はまったく関与していないし、一切サポートしていない」とコメント。アンリは2011年に新たに設立したペスカローロチームの代表として、ふたたびサーキットに戻った際にも、ペドロノが運営する会社を支援していないと述べている。

主な諸元
サイズ:4360×1900×1090mm
シャシー:カーボンモノコック
重量:880kg
エンジン:シボレーLS3 6.2L V8
最大馬力:420hp
最大トルク:620nm
トランスミッション:6速シーケンシャル
サスペンション:ダブルウィッシュボーン、プッシュロッド、PKMダンパー
ブレーキ:前後スチール、6ピストンキャリパー
最高速:310km/h
オプション
・パワーステアリング
・フルカーボンボディ
・ダブルリヤウイング
・エアーコンディショナー