ボーメニルはこの新たなシステムについて苦情は出ておらず、先週末の公式テストでの試験運用でも問題なく機能したと説明した。
「我々は各チームとドライバーに説明したが、皆この変更に肯定的だった」とボーメニル。
「この案を提示したとき特に懸念は出されなかったし、テストの経験からいっても、機能すると思われる」
ル・マンでのスローゾーンのコンセプトはさらに進化するだろうとボーメニルは述べ、事故に対処する際、通常のセーフティカーを導入するよりもスローゾーンを適用する方が望ましいというACOの主張を繰り返した。
「我々はスローゾーンの適用を3年前から始め、毎年改善している」
「スローゾーンか、セーフティカーか、もしくはバリアを修理するかの選択肢があるとしたら、どれを選ぶかは簡単だ」
スローゾーンの新システムは2017年初頭に各チームに伝えられ、テストデーの前に開かれたドライバーズブリーフィングで詳細が議論されていた。