7号車を操る可夢偉は「我々にとって最重点のイベントで、チーム全員が待ち望み、士気は最高に高まっています。準備は充分にできていると思いますので、レースウイークを迎えるのが楽しみです」とコメントしている。

「今年は我々にとって大きなチャンスだと思っていますし、そのためにもすべてを順調に、間違えのないように進めなくてはなりません。信じられないほど長いレースなので、完璧な準備が要求されます。昨年のレースの後、チームは一丸となって努力を続けて来ましたし、チャレンジへの準備は万端です」
また8号車の一貴は「ル・マンは大好きなサーキットですし、とても素晴らしいイベントなので、本当に楽しみです。我々は今季の開幕から2戦連勝しましたが、ル・マンは別物だということはとても良く分かっています」と続けた。
「ル・マンで勝つのは本当に大変で、そのためには速さだけでなく、信頼性と運も必要です。我々のTS050ハイブリッドの速さはテストデーで確認できましたし、準備は順調です。チームは総力を挙げてル・マン勝利へ向け努力を続けています」
ル・マンデビューを迎える9号車の国本は「いよいよドライバーとして初めてル・マンのレースウィークを迎えることになり、とてもワクワクしています」と意気込みを明かした。

「兄の京佑が2009年にル・マンへ出場したことがあり、その時に帯同したので、このイベントの素晴らしさは知っていました。テストデーで実際に走ってみると、すぐにこのコースが好きになりました。これから決勝へ向けて学ぶこと、やらなくてはいけないことがたくさんありますが、本当に楽しみです」
2017年のル・マンは、14日(水)から走行セッションがスタート。14日は現地16時から4時間の公式練習と、現地22時から2時間の公式予選1回目が行われる。予選は翌15日(木)にも現地19時と現地22時に各2時間ずつ行われ、この3つのセッションで記録された最速タイムで決勝のスターティンググリッドが決まる。
16日(金)は走行は行われず、ル・マン旧市街地でドライバーズパレードを実施。17日(土)は現地9時から45分間のウォームアップを経て、現地15時に24時間レースの火蓋が切って落とされる。