続く“ル・マンルーキー”国本雄資は、車検場の雰囲気を心底楽しんでいるように見えた。
「すごくいい雰囲気だと思います。街をあげての大きなお祭りっていう感じがするし、歴史も感じますね」。テストデーでは「手応えもありつつ、クルマとコースにしっかり慣れることもできました。スパよりも自分には合ってるかなという感じもします。抜くのも簡単ですし、スパよりも(コースが)広く感じた」と、初走行となるサルト・サーキットへの適合も進んだようだ。

「このレースは、自分のキャリアのなかで1番大きいチャレンジだと思うので、そこでしっかり自分の力を発揮できるようにしたいと思います」と堂々と語った。

ドライバーたちはメディアの取材を受けたあと、車検を終えた3台のマシン、そして全チームスタッフとの記念撮影に臨んだ。スタッフを含めたチーム全体の雰囲気も極めて明るく、トヨタが悲願に向けて着々と歩を進めているという印象を受けた車検2日目だった。
13日からイベントの舞台をサルト・サーキットに移し、午前中に全ドライバーの集合写真撮影、夕方にはオートグラフセッションなどが行なわれる。走行開始は14日の水曜日だ。