そんななか、残り35分を過ぎてピットウインドウがオープンすると、各車続々とピットへ向かっていく。順位が落ち着くと、999号車メルセデスがトップに立っていたものの、86号車アウディを駆るインド人ドライバーのアディタヤ・パテルが豪快に999号車をパス。トップに浮上する。

 しかし、残り14分というところで、トップの86号車アウディはストレートで左リヤタイヤが突如バースト。マシンを大きく傷めてしまい、これで999号車メルセデスがトップに浮上。そのままチェッカーを受け、今季2勝目、プロ/アマクラス優勝を飾った。

 2位はシルバークラス優勝となるヴィンツェンツォ・ソスピリ・レーシングの66号車ランボルギーニ・ウラカンGT3(サンディ・スチュービック/ニコラス・コスタ)、3位はJ-フライ・バイ・アブソリュート・レーシングの7号車アウディ(ジェフリー・リー/アレッシオ・ピカリエッロ)となった。

 日本勢では、CarGuy Racingの777号車ランボルギーニ・ウラカンGT3(木村武史/ケイ・コッツォリーノ)が12位でフィニッシュ。これが日本勢最上位となった。D’station Racingの47号車ポルシェ911 GT3 R(星野敏/荒聖治)は、ピットイン後に雨が止む方向とジャッジしスリックでの走行を続けたが、雨脚が強まり再度ピットへ。18位となった。

 また、KCMGの19号車アウディR8 LMS(竹田直人/白坂卓也)はレース1と同じく19位に。ARN Racingのフェラーリ488 GT3は、途中佐々木孝太がファステストラップをマークしたものの、1周目の39号車フェラーリのクラッシュの際に右フロントをかすめられ、その影響でタイヤを破損。さらにピットインの際にエアジャッキが上がらなくなってしまい、リタイアとなってしまった。

ブランパンGTシリーズ・アジアのレース2表彰台
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2位となったVSRの66号車ウラカン。日本でFIA-F4を戦ったコスタはクラスVに喜びを爆発させた。
2位となったVSRの66号車ウラカン。日本でFIA-F4を戦ったコスタはクラスVに喜びを爆発させた。
CarGuy Racingのランボルギーニ・ウラカン
CarGuy Racingのランボルギーニ・ウラカン
D'station Racingの47号車ポルシェ911 GT3 R
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GT4ウイナーとなった台湾のトップスピード・レーシングのジョージ・チョウとケオ・チャン
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