「僕らのクルマは完璧だった。レースプランも素晴らしかったよ」と語るのはトップチェッカーを受けたスーレ。
「僕たちは序盤のFCY中にピットストップを行なったが、これが今日のレースのキーポイントになったね。リスキーではあったけれど幸いうまくいった」
2位は序盤のFCY中にステイアウトを選択し不利な状況に陥りながらも、驚異的なペースとストラテジーで挽回してきた72号車フェラーリ。
3位は最後の1時間で表彰台争いに加わると、88号車メルセデスAMG GT3、23号車ニッサンGT-RニスモGT3の2台を立て続けにオーバーテイクしてみせたWRTの1号車アウディR8 LMSが入った。

千代勝正がドライブする23号車GT-Rは32番手からのスタート。スタートを担当した千代、2番手のルーカス・オルドネスが序盤から怒涛の追い上げをみせ、スタートから1時間ほどでトップ10圏内まで挽回すると、その後はアレックス・バンコム、千代、オルドネス、ふたたびバンコムとつなぎ27個のポジションアップに成功。最終的に5位でフィニッシュした。

僚友22号車ニッサンGT-RニスモGT3(マット・シモンズ/マット・パリー/シュトルアン・ムーア)は予選24番番手から徐々にポジションを上げ、トップ10まであと一歩となる11位で完走を果たしている。

ブランパンGTの次戦は7月4日の公式テストを経て、7月27~30日にシリーズのハイライトとなるスパ・フランコルシャン24時間レースが行われる。
