ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.07.04 18:49
更新日: 2017.08.29 10:41

レクサス、IMSAデビュー後初のトップ5入り。「予選のように可能な限り攻めた」


ル・マン/WEC | レクサス、IMSAデビュー後初のトップ5入り。「予選のように可能な限り攻めた」

4周目にはトップ10圏内に入った14号車レクサスは、クラス全車中もっとも早くピットに戻り、2スティント目には5番手に浮上。アンダーカットを成功させた。

 一方、セカンドロウからスタートした15号車レクサスは、1回目のピットストップを全車中もっとも遅いタイミングで実施。ポジションアップにはつながらなかったが、3番手をキープしてレースを進めていく。

 レース終盤、14号車レクサスが6番手、15号車レクサスは8番手でこの日5回目のフルコース・イエロー(FCY)を迎える。このタイミングで2台のレクサスを含む各車が最後のピットインを行うと、14号車レクサスは5番手、15号車レクサスは7番手にコース復帰。レースはラスト25分のスプリントバトルとなった。

 各クラスで激しいバトルが繰り広げられるなか、レース後半戦に入りファステストラップを記録するなど、勢いに乗る15号車レクサスのホークスワースは、6番手を走る57号車アウディR8 LMS、5番手の僚友14号車レクサスをパスして5位でチェッカー。WSCC参戦6戦目で初めてのトップ5フィニッシュを達成した。

 また、14号車は今季3度目の6位フィニッシュとなり、レクサスRC Fは6時間の耐久レースを2台揃って完走している。

「ファステストラップを記録するなど、1日をとおしてRC F GT3とともにレースを楽しめた」とレースを振り返ったホークスワース。

「最後の2スティントは、まるで予選セッションのように可能な限り攻めたんだ。僕たちマシンは絶好調で、自由自在に操ることができた」

「レース中盤、不運なペナルティなどもあったけれど、そこからトップ5まで復帰できたから満足しているよ」

 レース序盤に怒涛の追い上げを見せたカラムは「14号車、そして15号車にとって素晴らしい1日になったと思う。5位はチームにとってこれまでの最高位だしね」とコメント。

「序盤は戦略が当たって一時首位に立つこともできた。しかしその後、不運なペナルティに見舞われてしまったんだ。ふたたび追い上げたけれど、上位に復帰するには遅すぎた」

「僕たちの14号車にとっては3度目の6位。次戦以降は必ずさらにに上位を狙えると思う。RC F GT3はレースを重ねるたびに速くなっているからね。次戦モスポートが楽しみだよ。モスポートは僕のお気に入りのコースなんだ」

 WSCCの次戦第7戦は、第6戦からわずか1週間後の7月7~9日にかけて、カナダのボーマンビルにあるカナディアン・タイヤ・モ―タースポート・パーク(モスポート)で2時間40分のセミ耐久レースが行われる。


関連のニュース