ヨースト・レーシングを率いるラルフ・ユットナーも「マツダと新たな挑戦が始められることを嬉しく思っているし、誇りに感じている」とコメントしている。
「マツダはモータースポーツ界において長い歴史を持っているし、特にアメリカでは多くの熱狂的なレースファンを生み出す土壌を作り上げてきた」
「今回の提携は、私たちにとっては長く親しんできたアメリカンレースへの復帰となり、いつも温かく応援してくれた日本のレースファンにとっても大きなニュースになると思っているよ」
最後にマツダUSAでモータースポーツを統括するジョン・ドゥーナンは「これまで我々と活動してきたスピードソース・レースエンジニアリングには心からの感謝を伝えたい」と語った。
「彼らはあらゆるレベルのモータースポーツで、20年以上に渡り素晴らしい活躍を残してくれた。マツダとスピードソースとの友好関係は根強いもので、これからも関係は変わらないよ」

なお、マツダはチーム・ヨーストとのコラボレーションの効果を最大限に引き出し、万全の体制を整えるべく、2017年シーズン残りの3戦は欠場。近日中にも2018年シーズンに向けたRT24-Pの開発テストを開始する予定だ。
マシンのボディワークのコンセプトは引き続き日米のマツダ・デザイナー陣が制作し、AER製の直列4気筒ガソリンターボエンジン『MZ-2.0T』を継続使用。RT24-Pの開発に携わったマルチマチックも、引き続きシャシーの改良・改善をリードしていくという。
なお、開発ドライバーはマツダと契約しているジョナサン・ボマリート、トリスタン・ヌネス、トム・ロング、ジョエル・ミラーの4名が務めるが、2018年のドライバーラインアップについては現時点では未定だ。