コルベット、フォード、ポルシェ、BMWが凌ぎを削るGTLMクラスは、ポールポジションを獲得したフォード・チップ・ガナッシレーシングの66号車フォードGT(ディルク・ミューラー/ジョーイ・ハンド)がクラス優勝。
66号車フォードは2回目のルーティンピット作業後、早めにピット作業を済ませ逆転を図ったポルシェGTチームの912号車ポルシェ911 RSR(ローレンス・バンスール/ジャンマリア・ブルーニ)に逆転を許したものの、このレース4回目のリスタート時にコース上で再逆転。
2台はその後ファイナルラップまで僅差でのバトルを展開したが最終的に66号車フォードが0.621秒差で912号車ポルシェを破ってポール・トゥ・ウインを決めている。

クラス3位は67号車フォードGT、同4位にはコルベット・レーシングの4号車コルベットC7.Rが入った。BMWチームRLLの最上位は25号車BMW M6 GTLMのクラス5位。
FIA-GT3マシンによって争われるGTDクラスは、2番手グリッドからスタートしたターナー・モータースポーツ、96号車BMW M6 GT3(イェンス・クリングマン/ジェシー・クローン)が序盤からレースの主導権を握り、4回にわたるFCYとリスタートにも動じず今季初のトップチェッカー。

パーク・プレイス・モータースポーツの73号車ポルシェ911 GT3 Rがクラス2位、5番手グリッドからスタートしたスティーブンソン・モータースポーツのアウディR8 LMSがクラス3位でフィニッシュした。
15号車レクサスRC F GT3が4番手グリッドという好位置からスタートした3GTレーシングは、14号車レクサス RC F GT3がグリッド順位から1つポジションアップの8位。15号車レクサスは10位でのフィニッシュとなっている。

2台のアキュラNSX GT3を投入しているマイケル・シャンク・レーシングは今大会は歯車が噛み合わず。86号車NSXはトラブルによりクラストップから20周遅れの14位、93号車NSXはクラッシュでリタイアという結果に終わった。
ワンメイクマシン『オレカFLM09』で争われるPCクラスは、パフォーマンステック・モータースポーツの38号車オレカ(ジェームス・フレンチ/パトリシオ・オーワード)がポール・トゥ・ウインでクラス優勝を飾り、連勝を7に伸ばしている。
WSCCの次戦は8月25~27日、バージニア・インターナショナル・サーキットで行われる第10戦。このレースは第8戦ライムロックパークと同様にGTLMクラス、GTDクラスのみで争われる。

