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 落ち着いたレース展開となったLMP1クラスとは対称的に、スタートからレース終盤まで激しい上位争いが繰り広げられたLMP2クラスは、2周目にクラス首位に立ったヴァイヨン・レベリオンの31号車オレカ07・ギブソン(ジュリアン・キャナル/ブルーノ・セナ/ニコラ・プロスト)が、シグナテック・アルピーヌ・マットムートの36号車アルピーヌA470・ギブソンや、CEFCマノーTRSレーシングの24号車オレカを振り切りクラス優勝。レベリオン・レーシングにとってLMP2クラス移行後、初勝利となった。

WEC第5戦メキシコ スタートシーン
WEC第5戦メキシコ スタートシーン

 LM-GTEプロクラスではAFコルセの71号車フェラーリ488 GTEとアストンマーチン・レーシング、95号車アストンマーチン・バンテージがスタートから5時間過ぎまで、その差数秒のデッドヒートを披露。
 
 一歩も譲らない両車の戦いは、71号車フェラーリがFCY下での速度違反による10秒ストップペナルティを受けたことで決着し、2016年のシリーズチャンピオン、95号車アストンマーチン(ニッキー・ティーム/マルコ・ソーレンセン)が今季初優勝を飾った。
 
 LM-GTEアマクラスではレース中盤、アストンマーチン・レーシングの98号車アストンマーチン・バンテージからリードを奪ったデンプシー-プロトン・レーシング、77号車ポルシェ911 RSR(クリスチャン・リード/マッテオ・カイローリ/マービン・ディエンスト)が勝利している。澤圭太が所属するクリアウォーター・レーシングの61号車フェラーリ488 GTEは、レース序盤に他クラスのマシンと接触するなどして順位を落とし、クラス最下位の5位に終わった。
 
 WECの次戦、第6戦は2週間後の9月15~17日にアメリカ・オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される。

LMP2クラス初優勝を達成したヴァイヨン・レベリオンの31号車オレカ07・ギブソン
LMP2クラス初優勝を達成したヴァイヨン・レベリオンの31号車オレカ07・ギブソン
71号車フェラーリと95号車アストンマーチンによるデッドヒートが展開されたLM-GTEプロクラス
71号車フェラーリと95号車アストンマーチンによるデッドヒートが展開されたLM-GTEプロクラス
デンプシー-プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSR
デンプシー-プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSR

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