更新日: 2017.09.08 12:58
WEC:澤圭太、約3時間走行も挽回叶わずランキング首位陥落。「表彰台を逃さないレースを」
当初、澤のスティントは50分の予定だったが、チームはレース終盤に導入されたフルコースイエローのタイミングを利用して燃料給油のみのピットストップを実施。澤を最後まで引っ張る作戦に切り替えた。
最終的に澤はレース中盤の1時間20分、レース終盤の1時間30分、3スティントで都合2時間50分を走行したが、接触によってダメージを受けたマシンで2周のラップダウンを挽回することは叶わず、クラス5位でのフィニッシュとなった。
この結果、シリーズランキングはドライバーズランキングが2番手から3番手に、チームランキングも8ポイント差の首位から8ポイント差の2番手に後退してしまった。しかし、チームは2週間後の第6戦オースティンでふたたびランキング首位を奪還し、10月13~15日に開催される第7戦富士にランキングトップで凱旋することを目指す。
レース後、澤は「ランキングトップに立って迎えた7月のニュルブルクリンクは惜しくもクラス4位。チームもドライバーも経験値を積んで期待が膨らむなか、表彰台に届かきそうで届かないレースが続いてしまっています」と語った。
「しかし自分自身のドライバーとしての走りは、今年1年の厳しい戦いのなかで確実に成長をしていると感じていて、実際に自分でも納得のパフォーマンスができていると思います」
「チームのシリーズタイトルも大事ですが、それぞれのレースで表彰台を逃さないこと、チームと協力して物事をうまく噛み合わせて行くことが先決です。次の第6戦オースティンはすぐにやってきますが、何とかいい形で母国レースを迎えられるように、まずは全力で目前に迫った第6戦に挑みたいと思います」
WEC第6戦はメキシコラウンドから2週間後の9月14~16日、アメリカ・テキサス州のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される。