GTLMクラスは、25号車BMW M6 GTLM(ビル・オーバレン/アレクサンダー・シムズ/クノ・ウィットマー組)が、僅差の2番手につけるコルベット・レーシングの3号車コルベットC7.Rを振り切ってクラス優勝。現在開発中の新型GTEマシン『M8 GTE』が来シーズンから導入にされることから、今大会がラストレースとなったM6 GTLMが有終の美を飾った。
マイケル・シャンク・レーシングの93号車アキュラNSX GT3が序盤のレースをリードしたGTDクラスは、モンタプラスト・バイ・ランド-モータースポーツの29号車アウディR8 LMS(コナー・デ・フィリップ/シェルドン・バン・デル・リンデ/クリストファー・ミース組)がクラスウイナーに。アキュラNSX勢は93号車、86号車ともにアクシデントによってリタイアとなった。
また、2台のレクサスRC F GT3で参戦する3GTレーシングは14号車レクサスがフロントを大破させるクラッシュを喫してリタイア。15号車レクサスはクラス8位完走となっている。
2017年シーズン限りで廃止されるプロトタイプ・チャンレンジ(PC)クラスではBARモータースポーツ、26号車オレカFLM09(ガレット・グリスト/トミー・ドリシー/ジョン・ファルブ組)が最終レースを制した。
なお、各クラスのチャンピオン争いは、PCがパフォーマンステック・モータースポーツの38号車オレカFLM09(ジェームス・フレンチ/パトリシオ・オーワード組)、GTLMは3号車コルベット(アントニオ・ガルシア/ヤン・マグヌッセン組)、GTDはスクーデリア・コルサの63号車フェラーリ(クリスティーナ・ニールセン/アレッサンドロ・バルザン組)がそれぞれドライバーズタイトルを獲得している。
2018年のWSCCは1月25~28日、デイトナ・インターナショナル・レースウェイで行われる伝統の耐久レース、デイトナ24時間でシーズン開幕戦を迎える。



