ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.05.19 18:05
更新日: 2016.05.19 20:02

ル・マン24時間のフルエントリー発表


ル・マン/WEC | ル・マン24時間のフルエントリー発表

 ACO(フランス西部自動車クラブ)は18日、6月18日(土)に決勝スタートを迎える『第84回ル・マン24時間耐久レース』のフルエントリーリストを発表した。

 今年も、WEC(FIA 世界耐久選手権)第3戦として開催される84回目のル・マン24時間には、昨年と同じ60台、27カ国から合計180名ものドライバーがエントリーを果たした。

 その中、総合優勝を争うLMP1には、2015年ウイナーのポルシェとV奪還を狙うアウディ、そしてトヨタの各2台ずつに、ハイブリッド非搭載のバイコレスとレベリオンを合わせた9台が名を連ねている。悲願のル・マン初制覇を狙うトヨタは、中嶋一貴を擁する5号車にアンソニー・デイビッドソンとセバスチャン・ブエミ、小林可夢偉の乗る6号車にステファン・サラザンとマイク・コンウェイというWEC同様のラインナップ。昨年3台を走らせたポルシェとアウディも当初の表明どおり、シリーズ同様の2台体制をとっている。

 熾烈な争いで知られるLMP2には最多の23台がエントリー。このLMP2には、34号車のレース・パフォーマンスに中野信治、46号車のティリエ・バイ・TDSレーシングに平川亮、47号車のKCMGに松田次生と、3人の日本人ドライバーが名を連ねている。

 14台がエントリーしたLM-GTE Proクラスは、新型フェラーリ488 GTEが3台、2016年型ポルシェ911 RSRが3台、アストンマーチン・バンテージが2台、コルベット・レーシングのコルベットC7.Rが2台。そして、今年からWECにフル参戦するフォードは、WEC参戦のチームUKから2台、WSCC(ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ)に参戦するチームUSAから2台と、クラス最多の4台体制を構築。69号車には4度のインディカーチャンピオン、スコット・ディクソンが乗り込む。

 13台からなるLM-GTE Amクラスにもふたりの日本人ドライバーがエントリー。ラルブル・コンペティションが走らせる50号車コルベット C7-Z06に山岸大、クリアウォーター・レーシングの61号車フェラーリ458 イタリアに澤圭太がそれぞれ乗り込む。
 環境技術等の新技術を志向したマシンに与えられる章典外の特別枠“ガレージ#56”には、SRT41・バイ・OAKレーシングのモーガンLMP2・ニッサンが入っている。

 今年のル・マンは6月5日(日)のテストデイを皮切りに、12日(日)と13日(月)に公開車検、15日(水)と16日(木)に公式練習と公式予選が行われ、18日(土)の午後3時(現地時間)に決勝のスタートが切られる。


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