Ryuji Hirano / AUTOSPORTweb

■独自の挑戦続けるTOYOTA GAZOO Racing。“モリゾウ”出走も!?

 ニュルブルクリンク24時間に“クルマを鍛え、人を鍛える”目的で独自のアプローチをみせるTOYOTA GAZOO Racingは、今季は3台をニュルブルクリンクに送り込む。2016年でチャレンジ10年目の節目となるが、そのアプローチ方法を今季は少々変えてきた。

 トヨタの社員メカニックらがメンテナンスするのは2台。昨年の課題克服に挑むレクサスRC、そしていまだ市販車が販売されていないクロスオーバーSUV車両のトヨタC-HR Racingをニュルに投入する。RCはSP3Tクラス優勝、C-HR Racingはまずは完走が具体的な目標だろう。ちなみに、公式サイトのエントリーリストでレクサスRCを見ると、木下隆之、松井孝允、蒲生尚弥の3人のドライバーに加え、『MORIZO』の名が記されている。ドライブするかどうかは不明だが、トヨタ自動車豊田章男社長の出走もあり得る。

 また、今季は新たに、日本の誇る名門トムスとコラボしたTOYOTA GAZOO Racing with TOM’Sから、トムスのノウハウを注ぎ込んだレクサスRC Fが参戦する。熟練したレースメカニックからの刺激をトヨタ社内に還元しようという狙いだが、これまでのVLN等のレースでは、このRC FがGT3カーに迫る素晴らしい速さを発揮している。

 ドライブするのもエンジニアを務めることができる土屋武士、抜群の安定性を誇る片岡龍也、スピードを担う大嶋和也、井口卓人とバランスが取れている。属するSP PROクラスはエントリーが1台だが、総合順位でも面白い位置が見えてくるかもしれない。

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