LMP2クラスではランキング上位3チームがグリッドのトップ3を占めるなか、3番手グリッドからスタートしたヴァイヨン・レベリオンの31号車オレカ07・ギブソン(ジュリアン・キャナル/ニコラス・プロスト/ブルーノ・セナ)が、レース終盤に発生した電動パワーステアリングのトラブルを乗り越えて今季4勝目を達成。
ランキング2番手のジャッキー・チェン・DCレーシングの38号車オレカ、ポールスタートでランキング3番手につけていたシグナテック・アルピーヌの36号車アルピーヌA470・ギブソンを振り切りLMP2ドライバーズチャンピオン、チームチャンピオンの両タイトルを、LMP1-Lからの移行初年度で獲得してみせた。
LM-GTEプロクラスは前戦上海でマニュファクチャラーズタイトルを手中に収めたAFコルセの71号車と51号車、2台のフェラーリ488 GTEがワン・ツー・フィニッシュを飾った。
タイトル争いではレース最終盤に僚友に勝利を譲った51号車フェラーリ(ジャームス・カラド/アレッサンドロ・ピエール・グイディ)が、フォード、ポルシェを破ってダブルタイトルを決めている。
今シーズン、5チームで争われたLM-GTEアマクラスは、ランキングトップのアストンマーチン・レーシング、98号車アストンマーチン・バンテージ(ポール・ダラ-ラナ/ペドロ・ラミー/マティアス・ラウダ)がポール・トゥ・ウインで有終の美。今季4勝目を記録し、チームとしては95号車アストンマーチンがタイトルを獲得した2014年以来3年ぶりのクラスタイトルを獲得となった。
澤圭太を擁するクリアウォーター・レーシングは最終戦での逆転チャンピオンを目指したが、結果は2位に終わり惜しくもタイトルには届かず。それでも参戦初年度から優勝し、最終戦までタイトル争いに加わるなど存在感を十分に示したと言えるだろう。




