AMRによって改良されたメルセデスAMG製ターボチャージャー付き4.0リッターV8エンジンは、ドライバビリティとパフォーマンスの最適化に取り組み、電動ウェイストゲートを内蔵したボルグワーナー製専用ターボチャージャーやアクラポビッチ製インコネル合金エキゾーストシステムを採用。
また、ブレーキシステムについてはアルコンが、サスペンションに関してはオーリンズが、専用タイヤの開発に関してはダンロップに代わりミシュランがそれぞれ新たなパートナーとして迎えられ、モノブロックのフロント6ポッド/リヤ4ポッド・キャリパーを含むブレーキシステムや、ジオメトリーが見直されたダブルウィュシュボーンに合わせた5ウェイ・アジャスタブル・ダンパーを開発、供給している。
2017年のル・マン24時間でLM-GTEプロクラスを制したターナーとジョニー・アダム、そして2016年のLM-GTEプロクラスでWEC年間王者になっているニッキー・ティームとマルコ・ソーレンセンに加え、今回新たに24歳のイギリス人、アレックス・リンがAMRドライバー契約を締結。ワークスドライバーとしてアストンマーチン・レーシングに加入することとなった。
「新型モデルへのスイッチというエキサイティングなタイミングで、アストンマーチンに加入できるなんて最高の気分だ」と、現在もフォーミュラEのDSヴァージン・レーシングでレギュラーを務めるリン。
「僕の夢は常にマニュファクチャラー契約のドライバーとして戦うこと。アストンマーチンが、僕のように若いドライバーを選んでくれたことは本当に特別でクールな出来事だ」
リンは来季の”スーパーシーズン”でLMGTE-Proクラスの1台をドライブすることになると見られ、AMRによれば今後もさらなるドライバーアナウンスが続くことになるという。


