そんなBMWは、2018年1月5~7日に開催されるデイトナ24時間の事前テスト『ロア・ビフォア・ロレックス24』に先立ち、今月5~6日に行われた合同テストに参加。
過去2年『BMW M6 GTLM』でWSCCのGTル・マン(GTLM)クラスを戦い、来季からM8 GTEを運用するBMWチームRLL(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)とともにカーボン地の新型マシンを走らせた。
北米での初テストとなった今回、M8 GTEのコクピットにはBMWチームRLLのジョン・エドワーズと新加入のコナー・デ・フィリッピが収まったが、開発ドライバーであるマルティン・トムチェクもこれに加わり、パフォーマンス、エアロダイナミクス、エレクトロニクスに関する耐久テストプログラムを完了させている。
「今日の走行はBMW M8 GTEにとってアメリカでの初めてのテストで、僕にとっても新車をドライブする初めての機会だった」と語るのは今季、WSCCで24号車BMW M6 GTLMを駆ったエドワーズ。
「開発作業の一部に関われたことにとても興奮しているよ。僕たちは2日間の間に包括的なテストを行った。チームは新車についてたくさんのことを学んだし、シーズンの準備を続けていくためにプロセスを構築することができたよ」
また、デ・フィリッピは「テストではいろいろなことを試すことができ、開発を進められた」とコメント。
「僕らはまだ、さまざまな箇所に変更を加えなければならないが、開発は正しい方向に向かっていると考えている。このテストは来月の公式テストに向けて良いものになったし、重要な準備を整えるものになったよ」



