新生マツダとして臨んだ走行初日、最初のプラクティスでチームはいきなり総合トップタイムをマーク。ラスト駆る55号車マツダの首位発進に、マネジメントディレクターを務めるラルフ・ユトナー氏は、まだ始まったばかりだからと前置きしながらも「良いスタートだ」と表情を緩ませた。
しかし続くFP2では、ライバル勢もタイムを伸ばしてきただけでなく、ここまで順調に走行を続けてきた77号車マツダにトラブルが発生してしまう。チェックのためセッション後半の走行を取りやめた77号車マツダは結局、リヤセクションをオーバーホールすることとなり、この日の走行をキャンセルせざる得なくなってしまった。
一方、1台で公式予選を迎えた55号車マツダはボマリートをコースに送り出す。昨シーズンからマツダRT24-Pを駆るボマリートは、果敢なアタックで1分36秒633というトップから0.550秒差のパーソナルベストをマークするも結果は総合9番手に。上位10台が0.8秒以内にひしめく接近戦の中に割って入った。
また、日没が迫る現地18時30分から行われた4回目のフリープラクティスでは決勝を見据えたセッティングを探るなか、ティンクネルのドライブでトップに0.3秒差に迫る総合4番手タイムをマーク。昨年は悔しい結果に終わったデイトナでのリベンジに期待がかかる。
トラブルが発生した77号車マツダは後方からのスタートとなることが予想されるが、2台揃って迎える2018年のデイトナ24時間のスタートは27日(土)14時40分(日本時間(日)4時40分)に切られる予定だ。
