FIA GT3で争われるGTデイトナ(GTD)クラスではレース中盤以降、マイケル・シャンク・レーシング(MSR)の86号車NSX GT3とGRT・グラッサー・レーシング・チームの11号車ランボルギーニ・ウラカンGT3、ポール・ミラー・モータースポーツの48号車ランボルギーニ・ウラカンGT3に加えて、メルセデスAMG-チーム・ライリー・モータースポーツの33号車メルセデスAMG GT3による四つ巴の接戦が繰り広げられ、各車がルーティンのピットインを行う度にラップリーダーが入れ替わる展開が12時間以上にわたって続いた。
そんな状態で迎えた最後の1時間、クラストップには11号車ランボルギーニがつけ、その背後に33号車AMGが約1秒差で続いた。その後、両車の差は徐々に詰まっていきチェッカーまで残り20分を切ったタイミングでは1秒以内にまで接近。
しかし、レース残り15分となったところで33号車AMGが燃料補給に入ったため白熱した接近戦は決着。11号車ランボルギーニがそのまま逃げ切りGTDクラストップチェッカーを受けた。
クラス2番手の33号車AMGがピットインしたことで同3番手から順位を上げた86号車NSXがクラス2位でフィニッシュ。同3位には48号車ランボルギーニが入り、33号車AMGはポディウム圏外の4位となった。
MSRの僚友93号車NSXは、レース序盤に行なったギヤボックスの修理時間が響きトップと10ラップ差のクラス11位完走。IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ初参戦となったHART(ホンダ・オブ・アメリカ・レーシング・チーム)の69号車NSXはクラス16位で初完走を果たした。
また、レクサスRC F GT3を走らせる3GTレーシングは、15号車レクサスがトップ10フィニッシュとなるクラス9位、14号車レクサスは同14位でチェッカーを受けている。
IMSAスポーツカー・チャンピオンシップの次戦、第2戦セブリング12時間レースは3月14~17日にフロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイ開催される。




