SCCAワールドチャレンジのGTクラスには、キャデラックATS-V.R GT3やベントレー、GT-Rらが激しい戦いを展開する。 そしてトップカテゴリーたる『GT』は、GT3規格や規定準拠のモデルが中心となり、最新のGT3マシンでワークス参戦を続けるキャデラックを筆頭に、コルベット、ダッジ・バイパー、ポルシェ911 GT3のカップカーや、多種多様なドイツ系GT3モデル、そしてニッサンGT-RニスモGT-3やベントレー・コンチネンタルGT3といった車種も顔をそろえる。出力は450〜525PSの間で、2ドアクーペだけでなく4ドアサルーンの参戦も認められている。そのため、北米ホンダはアキュラの最上級ラグジュアリーモデル『TLX』を送り込んでいる。
興味深いのは、昨年から同シリーズはヨーロッパのGT3カーの主要な戦場となっているブランパンGTシリーズと戦略的提携を結び、選手権上位車を相互に招待参戦させるなど、交流を始めていることだ。もちろん、ブランパンはGT3の年度ごと性能調整において、日本のスーパーGTとも協力関係を構築している。
そんなピレリワールドチャレンジGTシリーズチャンピオンシップは今季すでに6戦を終え、アルバロ・パレンテのマクラーレン650S GT3、パトリック・ロングの911 GT3R、そしてジョニー・オコネルのキャデラックATS-V.R GT3が王座争いを繰り広げている。
そんな中から、キャデラックの最新GT3マシンについては後日オートスポーツwebでも紹介する予定だ。
SCCAワールドチャレンジに参戦するアキュラTLX