チームを率いる佐藤俊男代表は「ル・マンは我々にとって1年のハイライトであり、シーズン前からこのレースに焦点をあてて全力で準備を続けてきました」と意気込みを語る。
「前戦、スパ6時間レースでは高いポテンシャルを確認することができたので、ル・マンに向けて特別に開発してきたTS050ハイブリッドが、今回、どのようなパフォーマンスを発揮してくれるか、とても楽しみにしています」
「しかし、ル・マンは車両の性能だけでなく、ドライバーを含めたチーム全員の総合力が求められるレースです。困難な状況においてもミスなくベストなパフォーマンスを引き出すことが重要であり、それが結果に繋がります」
「長い戦いの後に来るゴールを見据え、つねに的確な判断と最大限の集中力をもって24時間を戦い抜きます」

また、5号車をドライブする一貴は「コースもとても楽しめるもので、ドライバーにとっては真のチャレンジ。最高速に達する長いユーノディエール・ストレートや、高速コーナーは運転していて本当に楽しいですね。準備は整っているので、レースウイークを迎えるのがとても楽しみです」とコメント。

6号車の可夢偉も「ル・マン24時間レースは世界有数のレースであり、そこで戦えることを誇りに思う。このレースで、日本人ドライバーとして、日本のチームで勝つことができれば最高だと思います。特に、僕にとってはトヨタから戦う初のル・マンです。ライバルとは僅差なので、勝利を目指して挑戦できる」と総合優勝へ向けて気合十分だ。
チームはこの後、現地15日(水)からスタートする公式練習や合計3回の公式予選、伝統のドライバーズパレードなどを経て、24時間の決勝レースへ臨むこととなる。
