トヨタ ル・マン24時間 公式練習&予選1回目レポート
016年6月16日
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
WEC第3戦ル・マン24時間 公式練習&予選第1回目
週末の決勝レースへ向けて公式練習と予選を開始
TS050 HYBRIDは順調な仕上がりで予選1回目は3、4番手
6月15日(水)、第84回ル・マン24時間レースへ向けた走行が開始され、公式練習走行と予選第1回目が行われた。TOYOTA GAZOO Racingは概ね順調な一日を過ごし、2台のTS050 HYBRIDは予選1回目に暫定3、4番手となった。
TS050 HYBRID #5号車
:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
公式練習:5番手(3分24秒031)、40周
予選第1回目:4番手(3分21秒903)、27周
TS050 HYBRID #6号車
:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
公式練習:4番手(3分23秒158)、42周
予選第1回目:3番手(3分20秒737)、30周
午後4時から4時間にわたって行われた公式練習走行では、セッション中、降雨に見舞われ、変化する路面コンディションにおいてさまざまなタイプのタイヤについて有意義なデータを収集。決勝レースへの準備として主に空力とサスペンションのセットアップの微調整に作業を費やした。
順調に進行した公式練習走行であったが、終盤、#6号車のサラザンがバリアに接触したことで早めに終了することとなってしまった。このアクシデントにより車体前部にダメージを負ったが、ピットクルーのハードワークにより、2時間後の予選開始までには修復され、無事に予選1回目を迎えることが出来た。
夜の帳に包まれた始めた午後10時から2時間の予選1回目は、雨に見舞われることもなくドライコンディションで行われた。1周13.629kmのサルト・サーキットを60台もの車両が同時にグリッドを争って走行するセッションでは、常にコース上は車両で混雑する状況だった。
しかし、TS050 HYBRIDはその高いポテンシャルを示し、トヨタが2012年にル・マンに復帰して以来の最速タイムを刻み、#6号車が予選セッション開始早々にサラザンのタイムアタックで暫定3番手タイムをマーク。#5号車が4番手でこれに続いた。