更新日: 2016.06.17 02:39
次生「クルマのフィーリングをしっかりつかみ、レースに活かしたい」
6月15日に幕を開けた第84回ル・マン24時間耐久レース。LMP2クラスの2015年ウイニングチームであるKCMGからは、スーパーGT500クラスの2年連続チャンピオンのひとりである松田次生が参戦しているが、予選後、次生に今年のル・マンについて聞いた。
次生は過去にもKCMGからWEC世界耐久選手権に参戦し、LMP2クラス優勝を飾った実績もあり、リチャード・ブラッドレー、マシュー・ホーソンという日本育ちのふたりのドライバーとともに、チームの連覇に貢献するべく参戦している。
6月5日にはル・マンでのテストデーに参加し、すぐに日本に戻ってスーパーGTのタイヤメーカーテストに参加した次生。日本への帰路、搭乗した飛行機がなかなか飛ばないなどのトラブルはあったが、多忙なスケジュールをしっかりこなし、ふたたびル・マン24時間のレースウイークに臨んだ。
迎えた15日のフリープラクティスでは、KCMGの47号車オレカ05・ニッサンはブラッドレーがステアリングを握りコースイン。次生に交代し、6周をこなしホーソンに交代。予選1回目でも次生はブラッドレーに続きステアリングを握り、10周をこなした。
そんなKCMGの47号車だが、WECにシリーズ参戦しているブラッドレーがアタッカーを務め、フリープラクティスではLMP2のトップタイムをマークしてみせる。しかし、予選1回目では「クルマの調子なのか、トラフィックでタイムが出ないのかは分からないですね。最後にまわりはタイムが上がりましたが、ウチは最後ミディアムで、まわりがソフトだったのかもしれません」と9番手に留まった。