更新日: 2016.06.19 08:59
ル・マン24時間8H経過:燃費優位のトヨタが首位奪取も僅差の戦い
第84回ル・マン24時間耐久レースはスタートから8時間が経過し、首位争いでは燃費に勝るトヨタがライバルを1歩リード。ポルシェが後を追う展開となっている。
スタートから3メーカーによる例年以上に激しい首位争いが繰り広げられている今年のル・マン24時間。この争いで、1スティント14周のペースで走行を重ねるトヨタが、1スティント13周のペースで走行するポルシェ、1スティント12周のアウディからリードを奪っている。
まず、小林可夢偉がドライブする6号車トヨタTS050ハイブリッドがレース開始5時間〜6時間でトップに浮上すると、少しづつリードを広げ、ライバルに対し30秒近いギャップをつけることに成功する。
可夢偉は3スティントを担当して、96周目にステファン・サラザンへドライバーチェンジ。この際、可夢偉が築いたリードに加え、LMP2マシンのアクシデントで設定された『スローゾーン』のタイミングにも助けられ、サラザンはポジションを譲ることなく、コースへ復帰した。
総合2番手には1号車ポルシェ919ハイブリッドがつけていたが、スタートから7時間〜8時間頃、3番手の2号車ポルシェが1号車を交わして2番手に浮上。トップの6号車トヨタを22.3秒差で追う展開となっている。
総合3番手は1号車ポルシェ、総合4番手は5号車トヨタと続き、アウディの8号車R18が総合5番手。しかし、途中マシンをガレージに入れて作業する場面もあり、トップとは2ラップ差となっているほか、7号車アウディはレース序盤のターボチャージャー交換のタイムロスが影響し、8周遅れで周回している
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