夜に入ると、ポジションを上げてきたのはベントレー・チーム・Mスポーツの2台のベントレー・コンチネンタルGT3。6号車アウディを挟み首位、3位を占める展開となっていくが、7号車ベントレーはパワーステアリングのトラブルに見舞われ後退。レースは99号車BMW、そして8号車ベントレーとの争いとなっていった。
終盤、雨がスパを襲い各陣営はスリックからレインに交換する作業を多数強いられることになるが、終盤30分というところの強い雨では、バスストップ・シケインで多数のマシンがコースアウトする状況となる。その際、フルコースイエロー時にピットインしていた8号車ベントレーは、僅差の上位争いのなかで4番手までポジションを落としてしまった。
最終的にトップを守りきった99号車BMW M6 GT3がスパ24時間を制することに。2位はトリスタン・ボーティエ/フェリックス・ロゼンクビスト/ランガー・バン・デル・ザンデ組88号車AMG-チーム・アッカASPのメルセデス、ポールポジションスタートのローレンス・バンスール/レネ・ラスト/ニコ・ミューラー組28号車アウディが3位と、ドイツメーカーが表彰台を分け合う結果となった。
ニッサンGT-RニスモGT3勢は、プロ-アマクラスの22号車は37位という結果に。ルーカス・オルドネス/高星明誠/アレックス・バンコム組23号車は44位という結果となった。石川資章が乗り込んだAFコルセの53号車フェラーリは53位でチェッカーを受けている。


