2番手には7号車アキュラがつけたが、レース終盤にかけてテキーラ・パトロンESMの2号車ニッサンDPi、ディフェンディングチャンピオンのコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックに交わされ表彰台圏外にポジションを落としてしまう。
レース中盤にトップに立った5号車キャデラックは、後方で表彰台争いが行われている隙に2番手以下に対してセーフティマージンを築くと最終的に4秒のリードを保ってトップチェッカー。開幕戦以来の今季2勝目を飾った。
2位は前戦セブリングでポールポジションを獲得するもリタイアに終わった2号車ニッサン(スコット・シャープ/ライアン・ダルジール組)。昨年のロングビーチウイナー、10号車キャデラック(レンガー・バン・デル・ザンデ/ジョーダン・テイラー組)が3位となった。
7番手グリッドから追い上げたマツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-P DPiが4位に入り、ポールスタートの6号車アキュラが5位、僚友7号車アキュラが6位となり、31号車キャデラックは作戦がはまらず7位でレースを終えることとなっている。
GTLMクラスは100分のスプリントレースの間に目まぐるしくトップが入れ替わる展開となった。
序盤はポルシェGTチームの912号車ポルシェ911 RSRが、ポールスタートのフォード・チップ・ガナッシ・レーシングの66号車フォードGTを交わして首位に立つが、レース中盤には2回目のFCY以前にピットストップを済ませていたBMWチームRLLの25号車BMW M8 GTEがクラス首位に浮上する。
リスタート後、抜群のスピードを見せる912号車ポルシェが、25号車BMWをオーバーテイクしこのまま逃げ切るかと思われたが、チェッカーまで残り20分あまりで突如ポルシェの右フロントから白煙があがり緊急ピットイン。912号車ポルシェはサスペンショントラブルにより戦線離脱を余儀なくされた。
これによりピットストップで3番手に浮上し、その後66号車フォードを交わして2番手となっていたコルベット・レーシングの4号車コルベットC7.R(オリバー・ギャビン/トミー・ミルナー組)が労せずクラストップに。後方で67号車と66号車フォードGTが2位争いを展開するなか、悠々とトップチェッカーを受けた。
クラス2位は67号車フォード(ライアン・ブリスコー/ディルク・ミューラー組)、同3位に66号車フォード(ジョーイ・ハンド/リチャード・ウエストブルック組)が入り、4位以下は3号車コルベットC7.R、24号車BMW M8 GTE、911号車ポルシェ911 RSRという結果になっている。
IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ次戦は5月4~6日、オハイオ州のミドオハイオ・スポーツカーコースで開催される。同ラウンドはP、GTLM、GTデイトナの全3クラスが参加し、2時間40分のセミ耐久フォーマットで行われる。



