最初の1時間でトップに立った26号車オレカは、度重なるSC、FCYのなか、ルシノフ、ピッツィオーラ、ベルニュとつなぎチェッカーまで残り32分となったタイミングで首位を走るベルニュを最後の給油のためにピットに呼び戻す。

 ピットインで一時は3番手に落ちたGドライブだが、数周後にステイアウトしていたライバル勢が最後のピットインを済ませると、26号車オレカは総合2番手につけるTDSレーシングの33号車オレカに30秒あまりのギャップを築いて首位に再浮上する。

 最終的にアンカーのベルニュはこの差の最後までキープして、29.828秒差でトップチェッカー。総合2位は33号車オレカ、総合3位はIDECスポーツの28号車オレカ07・ギブソンが入った。

 ポールポジションからスタートを切った21号車オレカは総合4位、開幕戦を制したレーシング・エンジニアリングの24号車オレカが総合5位となっている。

 レース後、「見た目より簡単ではなかったよ」とレースを振り返ったベルニュ。

「僕は体調不良のため水曜日に病院にいて、金曜のテストデーには参加できなかったんだ。しかし、少ししか乗らなかったけれどマシンのセッティングは決まっていて、素晴らしい仕事をしたチームとロマン(・ルシノフ)とアンドレア(・ピッツィオーラ)にとても感謝している」

「僕たち3人はほぼ同じスピードを持ち、これはチームとしてライバルに優位性を持っていると言っていいだろう。シーズンの残りのレースにも自信が持てるよ!」

 LMP3クラスはユーロインターナショナルの11号車リジェJS P3・ニッサン(ジョルジョ・モンディーニ/ケイ・バン・ベルド組)が、クラス2位をラップダウンにする速さをみせてクラス優勝。

 GTEクラスはスピリット・オブ・レースの55号車フェラーリ488 GTE(ダンカン・キャメロン/マット・グリフィン/アーロン・スコット組)が同クラスを制している。

 ELMS第2戦レッドブルリンクはル・マン24時間の翌週となる6月20~22日に開催される。

第2戦モンツァ 決勝結果(PDF)

スピリット・オブ・レースの55号車フェラーリ488 GTE

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