一方92号車ポルシェは、実験車両として従来モデルにエアロパーツが追加され、ル・マンの本戦では車体全体がピンクに彩られたことから“Pink Pig(ピンクの豚)”、転じて“トリュフ・ハンター”として親しまれている『ポルシェ917/20』の特徴的なデザインが採用されている。
「今回復活した2種類のカラーリングは、ファンにとても愛されたきたデザインだ」と語るのはポルシェモータースポーツ副社長のフランク-ステファン・バリザー博士。
「我々はこれまであらゆるレース、トラックで声援を送ってくれた忠実なサポーターに感謝している。特にル・マンでは19回の総合優勝を飾り、その偉大な記録の達成には毎年驚くほどの支持を受けてきたんだ」
復刻デザインが施された2台のポルシェは3日(日)のテストデーで、実際にサルト・サーキットを走行を重ねているが、このうち91号車ポルシェは僚友の93号車ポルシェに次ぐLM-GTEプロクラス2番手タイムをマークした。
なお、IMSA組の93号車、94号車ポルシェは従来どおりのホワイト、レッド、ブラックからなるポルシェワークスカラーを纏って本戦を戦う予定だ。



