公式テストの翌日はWRT主催のプライベートテストが行われ、ここでは53台が走行を重ねた。
この日は午前のセッション開始前に雨が降ったものの、各車が走り出す前に路面が乾き前日に続いてドライでの走行となった。
そんな午前は新型ベントレー勢が速さを見せ、アンディ・ソウセック/マキシム・スーレ/ビンセント・アブリル組8号車ベントレーが2分19秒637というタイムでトップに立つと、これに僚友7号車ベントレーが2分20秒219で続いた。
3番手には今シーズンからブランパンGTシリーズに復帰したアストンマーチンのカスタマーチーム、R-モータースポートの62号車アストンマーチンV12バンテージGT3が入り、ガレージ59の58号車マクラーレン650S GT3が4番手となったことでイギリス車がトップ4を独占する結果となっている。
午後になるとBMWのカスタマーチームであるローヴェ・レーシングの99号車BMW M6 GT3が、午後のタイムと総合タイムの両方でベントレー勢の間に割って入る2分20秒172をマーク。
99号車と98号車の2台体制を敷く同チームは現在までにドライバーラインアップを発表していないが、今テストではニック・キャツバーグ/ジョン・エドワーズ/マルコ・ウィットマン/イェンス・クリングマンが2台のBMWのステアリングを握っている。
午後の3番手にはラム・レーシングの49号車メルセデスAMG GT3が入り、4番手から7番手まではモンタプラスト・バイ・ランドの29号車、アウディスポーツ・チームWRTの1号車、アウディスポーツ・チーム・サンテロックの25号車というアウディR8 LMS勢が続いた。
なお、4日のプライベートテストには前日に3番手タイムをマークした23号車GT-Rや、72号車フェラーリ488 GT3を走らせるSMPレーシング、さらに34号車BMW M6 GT3で参戦するワーケンホルスト・モータースポーツといったプロクラスの複数のチームが参加を見合わせている。



