■第8戦
明けて22日(日)に行われた第8戦では第7戦ウイナーの18号車GT-Rがポールスタート。しかし15秒のサクセスペナルティもあって優勝争いからは脱落。上位がピット作業を終えると早めにピットインする戦略を採った999号車AMG GT3がトップに浮上した。
999号車AMG GT3はレース残り10分を切るタイミングまでトップを快走していたが、後方から濱口弘とマルコ・マッペリがドライブするFFFレーシングチーム・バイACMの63号車ランボルギーニ・ウラカンGT3が接近すると残り10分を切ったところで130Rのアウトからオーバーテイク。濱口がトップに浮上する。

このまま濱口が逃げ切るかと思われたが、直後の第3セクターでスピンしてしまい、999号車、888号車のAMG GT3勢にオーバーテイクを許してポジションダウン。トップの座を取り戻した999号車AMG GT3は最終的に10秒328もの大量リードを築いて優勝を飾り、ポイントランキングでも首位につける形となった。
2位は888号車AMG GT3、3位は63号車ウラカンGT3が獲得。4位には18号車GT-Rがつけたほか、永井宏明と佐々木孝太がドライブしたARN Racingの8号車フェラーリ4788 GT3が6位入賞を果たしている。

GT4クラスは前日に続きポールからスタートした81号車M4 GT4が2戦連続でポール・トゥ・ウィンを飾って、富士戦を完全制圧。クラス2位にTTR Team SARDの11号車ポルシェ・ケイマンGT4クラブスポーツ、クラス3位にBMW Team Studieの82号車M4 GT4が続いた。
ブランパンGTアジアの第5ラウンドは9月22~23日、中国・上海の上海国際サーキットで行われる。

